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2006.08.07 Monday
四半期決算は本当に望ましいのか?
先々週から先週にかけては、各社の第一四半期決算の発表の時期だった。IRの担当者にとってはその年度最初の山場を迎えるわけで、数週間前から決算資料の作成、日米の会計士/弁護士との打ち合わせ、国内外の証券取引所への提出資料の作成、さらには発表のためのストーリーを練り上げ、想定問答集を作成し、いよいよ当日に臨む。さらには発表直後からは分刻みのスケジュールで、機関投資家やアナリストとのミーティングをこなして行くこととなる。
さてここで一つ疑問に思うことが、本当に四半期ごとの決算開示は必要なのかということ。もちろん当然ながら、投資家の利便性、投資家への透明性の確保という観点からすると、モニタリングのインターバルは短ければ短いほど良いわけだが、その分、投資家は負担を強いられているわけだ。
一つ目は、四半期ごとの決算の開示により、会社側には莫大なコストがかかっているということ。もちろん公認会計士、弁護士等への直接的な外部への支出も発生するわけだし、本来ならば事業部のモニタリングや財務戦略を練るべき財務部門、会計部門だって3ヵ月毎にやってくる決算の準備期間中は本来の業務が殆ど手につかなくなる。これらの直接的、間接的コストは、当然の事ながら最終的には株主に還元されるわけだ。
二つ目は、決算のインターバルが短くなればなるほど、前年度同期比で上振れ、下振れする可能性が大きくなり、一般投資家にはミスリーディングな数値が出る可能性が高くなるということ。例えば、第一四半期に新たなキャンペーンを投入すれば前年度比で費用が大幅に増加してしまうわけだし、株式を売却すれば一挙に利益は大きくなる。本来であれば、間隔が長ければ平準化していく決算数値も、四半期毎の決算では非常に上振れ、下振れしてしまう危険性が大きくなる。(ちなみに8日発表のソフトバンクの決裁には注意が必要。先週慌てて売ったSBI株の売却益1400億円をバリュエーション時に考慮に入れる必要がある。)
三つ目はマネージメントをして、非常に近視眼的な経営へと陥いれやすいということ。3ヶ月毎に決算数値を開示し、投資家からの強いプレッシャーに曝されていては、遅効性のある戦略をインプリメントしたり、長期的な視野に立ったマネージメントを行うことは非常に難しくなる。
アメリカの企業不祥事を契機に、東証一部では2004年から導入された四半期決算の制度だけど、そろそろ冷静にコストとリターンについて議論をすべきだと思うんだよなぁ。お題目は全く持って正論だから、誰も大きな声では言い出せないんだろうけど・・・・・
さてここで一つ疑問に思うことが、本当に四半期ごとの決算開示は必要なのかということ。もちろん当然ながら、投資家の利便性、投資家への透明性の確保という観点からすると、モニタリングのインターバルは短ければ短いほど良いわけだが、その分、投資家は負担を強いられているわけだ。
一つ目は、四半期ごとの決算の開示により、会社側には莫大なコストがかかっているということ。もちろん公認会計士、弁護士等への直接的な外部への支出も発生するわけだし、本来ならば事業部のモニタリングや財務戦略を練るべき財務部門、会計部門だって3ヵ月毎にやってくる決算の準備期間中は本来の業務が殆ど手につかなくなる。これらの直接的、間接的コストは、当然の事ながら最終的には株主に還元されるわけだ。
二つ目は、決算のインターバルが短くなればなるほど、前年度同期比で上振れ、下振れする可能性が大きくなり、一般投資家にはミスリーディングな数値が出る可能性が高くなるということ。例えば、第一四半期に新たなキャンペーンを投入すれば前年度比で費用が大幅に増加してしまうわけだし、株式を売却すれば一挙に利益は大きくなる。本来であれば、間隔が長ければ平準化していく決算数値も、四半期毎の決算では非常に上振れ、下振れしてしまう危険性が大きくなる。(ちなみに8日発表のソフトバンクの決裁には注意が必要。先週慌てて売ったSBI株の売却益1400億円をバリュエーション時に考慮に入れる必要がある。)
三つ目はマネージメントをして、非常に近視眼的な経営へと陥いれやすいということ。3ヶ月毎に決算数値を開示し、投資家からの強いプレッシャーに曝されていては、遅効性のある戦略をインプリメントしたり、長期的な視野に立ったマネージメントを行うことは非常に難しくなる。
アメリカの企業不祥事を契機に、東証一部では2004年から導入された四半期決算の制度だけど、そろそろ冷静にコストとリターンについて議論をすべきだと思うんだよなぁ。お題目は全く持って正論だから、誰も大きな声では言い出せないんだろうけど・・・・・
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-, 2006/11/22 9:09 AM-
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