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これでいいのか日本のIT産業

よく言われる指摘だが、アメリカのインターネットの推進役となった1991年の情報スーパーハイウェイ構想は、実は1984年の日本の電電公社のINS構想(Information Network System=高度情報通信システム)に大きな影響を受けたもの。電電公社が提唱したINS構想に大きな脅威を抱いたアメリカ政府が、当時のゴア副大統領を中心として、情報スーパーハイウェイ構想、さらにはクリントン政権下のNII(National Information Infra- structure =全米情報基盤)構想へとつなぎ、今日のインターネット社会を大きく花開かせた。つまり日本の社会は、インターネットの原点ともいうべきコンセプトを立案しながらも、官民上げてのアメリカとの政策立案競争に敗れ、今日現在では大きく後塵を拝している。

インダストリー的に見てみるとどうか?アメリカではマイクロソフト、オラクル、アマゾン、シスコシステムズ、最近ではグーグル等のIT産業における花形企業が百花繚乱し、世界中のマーケットを大きく席巻しているのに対して、日本のIT産業はいまだにドメスティックかつ本業以外のマネーゲームに明け暮れているのが現状だ。(個人的にはIT産業に分類するのは疑問なのだが、楽天、ライブドアが好例。彼らの国外におけるプレゼンスはゼロである。)アメリカのIT産業が、ネットの本質ともいうべき、プラットフォーム部分(マイクロソフト、シスコシステムズetc)、コアとなるファンクション部分(オラクル、グーグルetc)で大きなプレゼンスを発揮し、次々と新しいビジネスモデル(eBay、アマゾンetc)を生み出しているのに対して、日本のIT産業は未だにネット上での限られたアプリケーション部分のみを、国内で細々と競争しているのに過ぎない。(楽天のオンラインモール、ライブドアのインフォシークetc)

前職の経験そして周囲の友人達を見る限りでは、日本国内にも有能かつクリエィティブなIT技術者は決して少なくない。でも現時点で問題となるのは、そんな人たちが、道を外れ、志の低いバブル的なIT産業自体に魅力を感じていないこと。もしくはそれらのIT産業内において技術を重視していないあまりに、彼らのフルコミットメントを引き出せていないこと。(日本のIT企業の多くは、「開発」は行っていても、「研究」は行っていない)

日本のIT産業は、六本木ヒルズに無駄なオフィスを構え、本業とはかけ離れたマネーゲームに明け暮れている場合ではない。高い志を持って、日本の本来の強みである技術開発力を重視し、世界に通用するITビジネスを生み出すべき。そしてまた、彼らに無駄な資本を提供している日本の投資家達も、もっと賢くなってほしいなぁと思う今日この頃なのである。

at 01:31, tonotono, ひとり言

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taquitos, 2005/12/03 4:27 PM

どうなんだろうね。やっぱりRole Modelが少ないのが問題なんじゃないかな。近所のお兄ちゃんがFree Software Foundationに関わってるとかっていう身近さも大事だし、Jobs, Andersen, Brin, Pageみたいな人も必要だし。それが日本の場合は、本田宗一郎とか、盛田昭夫と井深大っていう技術屋さんより、ホリエモンとか三木谷さんとか仕掛屋がRole Modelになっちゃったんじゃん。
 あとは、大企業が、そんな隙間を与えてないよね。本来もっと注目されるべき、ACCESSみたいな会社はうまく大企業とやってる。変に脚光を浴びすぎてたらあそこまで伸びなかったかもよ。
 ついでに、大学の情報工学も問題なのかも。それなりの恩恵はRoboticsとかで今後あるんだろうけど、AIへの寄り道はマイナスだったのかもね。

Crayon, 2005/12/03 10:17 PM

Role Model となる Venture Entrepreneur が出てこないのは、日本に真のベンチャーを輩出する土壌がないからです。

NTT は技術力はあるのに、ビジネス・ローンチや経営というものを知らない。IT 長者たちは経営を知ってはいるが、技術の本質を知らず、小遣い稼ぎのマネーゲームに興じる。

正直どちらにも幻滅してます。あ、言っちゃった!

みせかけのではなく、真の「技術・経営の統合」が必要でしょうね、日本には。

tonotono, 2005/12/04 1:54 AM

うん。Role Model論、納得。
となると、最初に脚光を浴びた孫さんとか重田さんが元凶なのかな?たしかに、彼らのせいでIT産業の本質が誤解された部分はあるよね。

あとひとつ指摘すると、アメリカのIT産業は海外の頭脳をうまく活用しているよね。MAPで一緒に働いたTrilogyとかにも、中国人とインド人がたくさん働いていた。War for Talentの時代なのだから、日本人にこだわらずにワールドクラスの頭脳をうまく呼び込む仕組みが日本に必要なのかも。

貴重なエンジニアの意見をありがとう。「土壌」って具体的には何なんだろうね?国民性とか社会インフラだけに帰せない問題があるような気がするんだよね。>Crayon

Crayon, 2005/12/04 9:28 AM

 社会インフラが大きな要素を占めると思いますよ。メカニズム・デザインは人々の行動原理を規定しますから。
 ひとつは、日本では制度的にも人々の理解の上でも「融資・投資の区別がついていない」ということです。デフォルトが近づいたときの、債権放棄、公的支援、経営者責任、といったもののルールが運用上、明確ではない。
 これはある意味、所有権という資本主義社会の本源が明確に規定されていないということです。"The New Comparative Economics " (Shleifer, 2002) によれば、こうした社会は高度発展しない。
 この意味するところは英米法の衡平法 Equitable Law の概念を知れば理解できると思います。アングロサクソンは確かに高度社会を築くのに優れていると認めざるを得ませんね。アングロ至上主義に与したくはありませんが。

taquitos, 2005/12/04 11:05 AM

日本とこっちでVCっぽいことして思ったんだけど、取っ掛かりのビジネスプランのところが弱いよね。アメリカのほうが、アイデアをビジネスとしてまとめるのが長けている。これって別に経営しらなくてもできることなんだけど、自分のアイデアの市場規模や競合をもまともに描けないのが多い。
あとは、ファンドをもらった後の経営タレントの少なさも問題。NetscapeがBerksdaleを受け入れたり、GoogleがSchmidtを受け入れて、経営チームを作ることができたけど、日本はそういったトップタレントの経営者に流動性がない。これは創業者が受け入れないのではなくて、人材がいないんだよね。
お金は、それなりに転がっていると思う。日本はITタレントより、半導体とかコアテク系のタレントが多いと思うんだけど、ほとんどがOBである大手電子系メーカーからの出資でVCを上手く使えてないんだよね。当然、国内を見るとお客さんが大手電子系しかいないってのも問題なんだけど。IT、特にサービス系はそんなに出資を受けなくてもキャッシュフローはだせるから、多いんだと思う。

tonotono, 2005/12/06 7:16 AM

お・・・なぜか盛り上がっている・・・・
試験が終わったら、ちょっと考えをまとめてみるので、ちょっと待っててね。

カッツ, 2005/12/06 2:26 PM

おっ、tonotonoさん、本腰入れて日本のIT産業立て直す宣言って読んでいいですか? (アイカワラズ、tonotonoさんをマツリアゲタイワタクシ。)

さて、アマゾンの優位性は日本でよりアメリカで感じますね、本当に。 グーグルも。 株価は異常(バブル)な気もするけど。

日本はそれなりに旧インフラで便利だから、イノベーションのジレンマにあうのかなぁとか思います。 試行錯誤はしてたのにとかね。

金融についての日本の教育レベルが低そうなのは本当にそう思います。変えていかないといけない点の一つ。 ただ、アングロサクソンが出来ているのかというと、一部の方はきっとそうなのでしょうね、という感じがしますが、如何でしょうか?

あと、Jobsやデルのロールモデルているのかな? そんなのあるのかな?

taquitos, 2005/12/08 12:44 PM

>あと、Jobsやデルのロールモデルているのかな? そんなのあるのかな?

面白いですね。Appleは、Hewlett Packardが始まったガレージのすぐ近所のガレージから始めたので、まさしくシリコンバレーの土壌が生んだのでしょう。またHewlettとPackardをインスパイヤーし、彼らのような優秀な生徒に、スタンフォード近郊に残るよう呼びかけたFredrick Terman教授の存在が無ければシリコンバレーも無かったことになりますし。

ちょっと自分の書き込みで気になったのですが、あそこにJobsを並べたのは間違いだったかなぁと。今では将来のIT像に対しての影響は大きいですけど、当時の技術はWozniakが、個人で開発していたので、Jobsは技術者ではなく、優秀な起業家であり、マーケッターなのでしょう。
  技術者、起業家、経営者としての才能を持ち備えているか、またはそのようなチームを組めるかというのが、やはり大事だと思います。
 強制的にそういったチームを作るってことをアメリカのVCではやってますが、日本では人材の少なさと流動性に問題がありますね。あと人間関係の信用に対してアメリカ人は減点制で、日本人は加算制のような気がしますが、どうでしょう?減点制のほうが出だしは楽ですよね。

tonotono, 2005/12/09 1:19 AM

1970年代にAtari社がカリフォルニア州のつぶれたボーリング場を借りて、家庭用ゲーム筐体の生産を開始した時に雇った数人のティーンエイジャーの中に、長髪・ヒゲ面でマリファナ臭い高校生がいました。彼の名は、なんと・・・・Steve Jobs

世界有数の頭脳・リスクティカー達が集積し、インタラクティブな相互交流を行うシリコンバレーという土地の影響は強いんでしょうね。そういえばポーターもクラスター理論の中で、シリコンバレーを真っ先にあげていたし。











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